J.S.バッハ 自筆譜アートフレーム:「シャコンヌ」 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番 ニ短調 BWV 1004 第5曲
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Bach, Johann Sebastian (1685-1750)
"Ciaccona"
Partita für Violine solo Nr. 2 d-Moll, BWV 1004
バッハのこの「シャコンヌ」は、無伴奏ヴァイオリンのために書かれた音楽史上の金字塔。
「無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番 ニ短調」の最終楽章を飾るこの楽曲は、たった一挺のヴァイオリンが壮大なドラマを描き出し、その深遠な表現力と構成美で聴く者を圧倒します。音楽の流れに身を委ねるとき、バッハの魂そのものと向き合うような、特別な感覚を得ることができる気がいたします。
この作品が生まれた背景については諸説あるようですが、一つにバッハが最初の妻マリア・バルバラの死に対する悲しみを音楽に昇華させたのではないか、というものがあります。この説を踏まえて聴くと、曲全体を支える8小節の和音進行が変わらぬ悲しみを象徴しているように感じられ、その上に織り込まれる64の変奏は、人生のあらゆる感情を語り尽くすようであり、その奥深さに只々圧倒されるばかりです。
中間部で突然現れるニ長調の明るい場面は、天上の光や希望を表していると解釈されることもあります。この瞬間が、楽曲全体の悲しみの中に一筋の救いをもたらすように感じられるのは、多くの演奏家や聴衆に共通する体験かもしれません。その後、再びニ短調に戻ることで、人生の無常さと、それを受け入れる静かな祈りが響き渡るようです。
この楽曲は、後の作曲家たちにも大きな影響を与えました。ブラームスはバッハ、とりわけこの「シャコンヌ」に深い敬意を示していたと言われています。彼は右手を痛めたクララ・シューマンのために、左手だけで演奏できるように「左手のためのシャコンヌ」を編曲しました。 また、ブゾーニによるピアノ編曲やシェーンベルクのオーケストラ編曲など、さまざまな形で再解釈され、常に新たな命を吹き込まれ、時代を超えて広く演奏され続けています。
自筆譜の緻密で美しい筆致からは、バッハの几帳面さや、この作品に込めた特別な思いが感じられます。バッハがどれほど真摯に音楽に向き合っていたかが伝わってくるのではないでしょうか。
※ご注意:楽譜見開き部分について
下の楽譜が見えてダブったように見えていますが、所蔵元のスキャニングが同様のデータになっていることから、あえて修正をしておりません。ご了承願います。
《商品説明》
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▼【Reference】
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