ショパン 自筆譜アートフレーム:「別れの曲」 エチュード Op. 10, No. 3
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Chopin, Frédéric (1810-1849)
Étude in E-flat major, Op. 10, No. 3
"Tristesse"
名曲中の名曲、エチュード Op. 10, No. 3。日本では「別れの曲」として広く親しまれていますが、海外では「Tristesse(悲しみ)」の愛称で知られています。この名はショパン自身が付けたものではなく、1934年の映画『別れの曲』(原題:La Chanson de l'Adieu(→アデューのシャンソン=別れの曲))で使用されたことがきっかけで広まり定着したようです。しかし、この曲そのものは「別れ」を直接テーマにしたものではなく、むしろ祖国ポーランドへの深い郷愁が色濃く表現されています。ショパンはこのエチュードについて『自身の作品の中で最も美しい旋律を持つ』と自負していたとも伝えられています。
作曲されたのは、1832年、ショパンがポーランドを離れ、パリで新たな生活を始めた直後のことです。彼はパリで多くの芸術的刺激を受けながらも、日々祖国への愛惜と郷愁に包まれていたといいます。その複雑な感情が曲に織り込まれており、聴く者の心を深く打つ力を持っているのでしょう。
「別れの曲」は、映画やアニメの様々な場面で、登場人物の心情や深い情感を際立たせるために使用されています。例えば、アニメ『鋼の錬金術師』での別れの場面や、映画『男はつらいよ』における寅さん(渥美清)とマドンナ(岸恵子)が夜の縁側で語らうシーン。また、TVドラマ『101回目のプロポーズ』、大林宣彦監督の『さびしんぼう』では、この曲に日本語の歌詞が付けられ、主題歌として用いられています。このように「別れの曲」は時代を超え、今もなお人々の心の琴線に触れ続けています。
この自筆譜は、修正や削除がなく非常に丁寧に書かれており、鉛筆書きで版画工(楽譜を版に起こす職人)向けのメモが書き加えられているため、出版用の最終原稿ではないかと考えられます。また、ショパン自身の手で「Nro 3」と記され、「Vivace ma non troppo」(速く、しかし過度でなく)というテンポ指示が記されていますが、出版時には「Lento ma non troppo」(遅く、しかし過度でなく)に変更されています。
※この自筆譜は、右側の余白が非常に広いので、デジタル処理で右余白を小さくしてバランスを整えています。(ほぼ自筆譜実寸サイズ)
《商品説明》
新しいインテリア、アート、アートポスター、額モノとして、インテリアコーディネートをお楽しみ下さい。
●プリントタイプ/高精細ジークレープリント
●出力紙/ドイツ製ハーネミューレ ファイン・アート紙(アシッドフリー)
●額縁/UVカットアクリルガラス、中性紙マット、吊元金具(額側)、吊紐、外箱
●その他、仕様等については、下記をご確認ください。
※Pay IDからご覧の方は下記URL(当店サイト)に
額の色目、仕様等、詳しく載っていますので、ぜひご確認下さい。
https://apollon.kooki-museum.com
▼部分アップ
商品の色味については、できる限り実物に近づけるよう調整を行っておりますが、お使いのモニターの設定やお部屋の照明環境によって、実際の商品と異なって見える場合がございます。また、所蔵機関のスキャンデータに基づくため、オリジナルの自筆譜と色味が異なることもございます。あらかじめご理解いただきますようお願い申し上げます。

▼ 各種フレームの詳細です。



▼フレームサイズ(B)Typeのサンプル画像です。※(A) Typeは上部画像をご確認ください。


▼【Reference】
YouTube Channel: マウリツィオ・ポリーニ - トピック