ワーグナー(編曲)自筆譜アートフレーム:オペラ「ノルマ」より、アリア「清らかな女神」(作曲:ヴィンチェンツォ・ベッリーニ)
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Bearbeiter: Wagner, Richard (1813-1883)
Komponist: Bellini, Vincenzo (1801-1835)
Opéra: Norma 1. Akt, 1. Szene
Arie: Casta Diva (Cavatine: Keusche Göttin)
オペラ「ノルマ (Norma)」は、作曲家ヴィンチェンツォ・ベッリーニの最高傑作とされ、19世紀イタリアオペラの代表作として高く評価されています。そして、この自筆譜はリヒャルト・ワーグナーが1837年頃、リガ市立劇場での上演に向けて編曲したものです。
このオペラの中でも特に有名なのが、第1幕に登場するアリア「清らかな女神」(Casta Diva)です。月の女神に平和を祈るシーンで歌われるこのアリアは、その旋律の美しさと歌手に求められる高度な技術から、オペラ史上でも最も難しいアリアの一つとして知られています。過去には、マリア・カラス、ジョーン・サザーランド、モンセラート・カバリェといった名ソプラノたちがこのアリアを得意とし、その名演は今でも語り継がれています。
このアリアは、ベルカント唱法の代表作であり、繊細さと力強さを兼ね備えた高度な声楽技術が必要です。ベルカントは、イタリア伝統の歌唱法で、低音から高音まで無理なく美しい声を維持し、アジリタによる華やかな装飾歌唱が特徴です。特にノルマ役のソプラノには卓越した技術が求められ、このアリアを完璧に歌い上げることは、オペラ歌手にとって大きな挑戦とされています。
"Norma"の文字が印象的に記されたこの自筆譜は、ノルマとコーラスが織りなす壮麗な音楽世界を映し出しながら、ワーグナーの手によって新たな解釈が加えられています。ワーグナーの編曲は、オリジナルの旋律美を忠実に保ちつつ、静けさの中に深い感情を引き出す巧みなオーケストレーションが施されており、アリアの感情的な深みがさらに強調されています。
ワーグナーといえば壮大な楽劇のイメージが強いですが、若い頃はイタリア・オペラ、とくにベッリーニの美しい旋律に強く惹かれていました。「清らかな女神」の旋律には深く感銘を受け、後の自作にも影響を与えたと言われています。この時期、ワーグナーはまだ自身のオペラでの成功を収める前で、日々の仕事を通じて自分のスタイルを模索していました。その過程で、彼はベルカントの流麗な旋律や劇的な表現力を吸収し、独自の音楽語法へと昇華させていきました。
本自筆譜は、ベッリーニとワーグナーの音楽的交差点を示す貴重な証であり、若きワーグナーがイタリア・オペラに影響を受けながらも、独自の音楽的個性を確立しようとしていたことがうかがえます。
《商品説明》
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▼部分アップ
商品の色味については、できる限り実物に近づけるよう調整を行っておりますが、お使いのモニターの設定やお部屋の照明環境によって、実際の商品と異なって見える場合がございます。また、所蔵機関のスキャンデータに基づくため、オリジナルの自筆譜と色味が異なることもございます。あらかじめご理解いただきますようお願い申し上げます。

▼ 各種フレームの詳細です。



▼フレームサイズ(B)Typeのサンプル画像です。※(A) Typeは上部画像をご確認ください。


▼【Reference】
YouTube Channel:Warner Classics