ヴィヴァルディ 自筆譜アートフレーム:弦楽のためのシンフォニア ト長調 RV 146
¥14,630
Vivaldi, Antonio (1678–1741)
Sinfonia in G-Dur, RV 146
バロックの巨匠ヴィヴァルディ(1678年生)。7歳年下で同時代に活躍したJ.S.バッハ(1685年生)が、教会を中心に緻密で構造的な音楽を探求し多くの作品を書いた一方で、ヴィヴァルディは都市の音楽会や貴族・市民向けの演奏の場でも活躍し、旋律とリズムの躍動を前面に出した作品を多く残しました。もちろん、どちらの巨匠も宗教曲と世俗曲の両方を手がけていますが、その響きや音楽の肌触りには、特に傾向として明確な違いが感じられます。
この自筆譜は、「シンフォニア ト長調 RV 146」の第1楽章「Allegro」です。当時の「シンフォニア」は、現代の「交響曲」とは異なり、多くはオペラや宗教作品の序曲として演奏される短く機能的な器楽曲を指しました(独立して演奏されることもありました)。RV 146 もその典型で、弦楽器と通奏低音を中心に、軽やかで伸びやかな旋律が展開されます。特に第1楽章では、音楽が舞い上がるような生き生きとした躍動感があり、旋律の自由な広がりやリズムの即興的な動きが感じられます。自筆譜からは、ヴィヴァルディの筆跡の速やかさや音楽の躍動感までもが伝わってくるようです。
この曲は当初、ヴィヴァルディが長年指導を行ったヴェネツィアの孤児院兼音楽学校「Ospedale della Pietà(ピエタ慈善院)」の少女たちの演奏技術向上のために作曲された可能性が指摘されています。ピエタ慈善院には才能ある少女たちが多く在籍し、楽器演奏や歌唱を学び、ヨーロッパ中で評判の高い演奏団体を形成していました。ヴィヴァルディはここで教育的曲を多数作曲し、演奏技術の練習と音楽表現の両方に適した作品を生み出しました。
また、RV 146 は曲の完成度の高さから、練習曲としてだけでなく、都市の音楽会や宮廷でも演奏されたと考えられています。ヨーロッパ各地の楽団でも取り上げられた可能性があり、イタリア国外で演奏されることもあったと推測されます。こうした器楽作品の自由で躍動的な要素は、同時代や後世の作曲家、たとえばJ.S.バッハにも影響を与えたとされています(ただし、この曲そのものが直接影響を与えた証拠はありません)。
《商品説明》
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<商品画像と実物の色味について>
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▼【Reference】
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