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アポロンの譜面台 〜クラシック音楽、作曲家たちの自筆譜Gallery〜

<一枚の画>:『モーツァルトを讃える夢の晩餐 〜シカネーダー邸にて』 雑誌 Die Gartenlaube(1880年)挿絵より

¥14,630

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掲載誌:Die Gartenlaube(直訳:庭の東屋)
タイトル:『モーツァルトを讃える夢の晩餐〜 シカネーダー邸にて』
挿絵:オットー・フィケンシャー作(版画)
制作年:1880年

この一枚に描かれているのは、実際には存在しなかった「夢の晩餐」です。舞台は、オペラ《魔笛》の台本作者として知られる劇場支配人エマヌエル・シカネーダーの邸宅。そこに、モーツァルトを囲む当時の有名人たち──

◉言わずと知れた交響曲の父、弦楽四重奏の父、フランツ・ヨーゼフ・ハイドン

◉オペラ改革の巨匠 クリストフ・ヴィリバルト・グルック
(オペラを歌手のためのショーではなく、より物語(ドラマ)を伝えるためのものに改革)

◉ウィーン宮廷楽長 アントニオ・サリエリ
(史実ではないが、後世の小説や映画でモーツァルト毒殺説の首謀者に)

◉ソプラノ歌手で18世紀ウィーンの音楽界におけるミューズ、カヴァリエリ嬢(Signora)
(サリエリの教え子・愛弟子。サリエリの愛人とも....モーツァルトのオペラにも出演し、関わりが深かったことで、後世の小説や映画で、彼女の存在がサリエリの嫉妬心を象徴するもの、あるいは毒殺説が生まれるきっかけのひとつとして描かれることも)

◉この宴の主催者シカネーダー。
(俳優にして劇作家、さらに劇場支配人や興行主でもあった、いわば18世紀の “マルチプロデューサー”。オペラ《魔笛》の台本作者として広く知られる)

◉対位法の大家でベートーヴェンの師のひとりでもあった音楽理論家 ヨハン・ゲオルク・アルブレヒツベルガー、

◉モーツァルトの義姉で名ソプラノ歌手 アロイジア・ランゲ
(モーツァルトは彼女に恋心を抱いていたが、最終的にはその妹コンスタンツェと結婚。とはいえアロイジアへの未練を伺わせる手紙が残されている。この絵では、モーツァルトにソッポを向く姿が印象的)

── と、18世紀末ウィーンを彩った人々が集っています。

ただし、史実に照らせばこの光景はあり得ません。グルックはすでに亡くなり、ハイドンはロンドン滞在中、アロイジアも夫の強い束縛で社交に出ることはなかったと伝えられています。それでも、この絵が描き出す「もしも」は、当時の人々の夢や憧れをよく物語っているようです。

実際にこの図版が世に出たのは1880年。ドイツ語圏で最も人気のあった家庭向け雑誌のひとつ、『Die Gartenlaube』(直訳すると「庭の東屋」。図解イラスト入りの画期的な家庭雑誌だったようです)に掲載された版画で、作画はオットー・フィケンシャー(Otto Fikentscher) によるものとされています。

『Die Gartenlaube』は1853年に創刊。手ごろな価格と豊富な図版で親しまれ、音楽や文学、美術を広く市民に届ける役割を果たしました。その誌面を通して、多くの家庭が「モーツァルトと仲間たちの理想の晩餐」に触れたのでした。

この理想化された饗宴は、単なる空想ではなく、18世紀末のウィーンが持っていた「芸術家を引き寄せる磁力」を象徴しているようです。オーストリアに生まれ育ったハイドンやアルブレヒツベルガーだけでなく、グルックやサリエリ、そしてモーツァルト自身までもが、他国の誘いを退けてウィーンを拠点としました。彼らを惹きつけたのは、この街特有の自由で人懐こい空気、芸術と人間味が響き合う文化の土壌でした。

モーツァルトに”ソッポ”を向けて座る淑女、アロイジア・ランゲは、モーツァルトがかつて心を寄せた女性。後にモーツァルトはアロイジアの妹コンスタンツェと結婚しましたが当時、モーツァルトが父へ送った手紙には、アロイジアへの未練を抱えながらも、「今度は本気だ」とコンスタンツェとの結婚に対する真剣な気持ちを伝える青年の素直な心情が滲んでいます。

...この一枚の絵には、そんな人間味あふれる逸話までが優しく織り込まれています。

こうして生まれた「夢の晩餐」は、19世紀人の郷愁と憧れの結晶であり、21世紀の私たちにとっても、音楽史上の巨匠たちが一堂に会する奇跡を想像できる文化の象徴、と言えそうです。


《商品説明》
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●その他、仕様等については、下記をご確認ください。


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