モーツァルト 自筆譜アートフレーム:ピアノ・ソナタ 第10番 ハ長調 K.330(K⁶ 300h)
¥14,630
Mozart, Wolfgang Amadeus (1756-1791)
Sonate für Klavier Nr. 10 in C-Dur KV 330 (K⁶ 300h)
〜モーツァルトの自筆譜に宿る、ハ長調の静かな詩情〜
《ピアノ・ソナタ 第10番 ハ長調 K.330》は、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756–1791)が1783年頃に作曲したと考えられている作品です。ザルツブルクからウィーンへと拠点を移し、宮廷に仕えるのではなく、自らの演奏や作品で生活していくという新しい道を歩み始めた時期にあたります。このソナタは、明るく歌うような旋律と、軽やかなリズムの中に、独立した音楽家としての自信や自由な感性が、自然なかたちで息づいているようにも感じられます。
1783年という年には、モーツァルトが結婚後初めて妻コンスタンツェを伴って故郷ザルツブルクを訪れており、その旅の前後にこのソナタが書かれた可能性があります。新たな生活や家族との関係の中で、作曲家としての内面に変化があったのかもしれません。こうした背景を思い浮かべながら音に耳を傾けると、この作品の穏やかな響きや柔らかい表情にも、いっそうの奥行きを感じることができるかもしれません。
自筆譜の冒頭部分には、整った筆致の中にも、即興的な流れや、音楽に対する直感的なアプローチが感じられます。五線の上で音符が自然に連なってゆく様子は、まるで音楽そのものが紙の上に導かれるようでもあり、作曲者の静かな集中と喜びのようなものが、そこには静かに宿っているようです。
このソナタは、古くからピアノ学習者にとって身近なレパートリーでありながら、演奏する人によってさまざまな表情を見せる作品でもあります。音の「間」やフレーズの呼吸、内に秘められた感情をどのように表現するかによって、その響きは大きく変わっていきます。聴くたびに新しい発見がある...そんな奥行きを備えた作品ではないでしょうか。
自筆譜を通して、モーツァルトが音楽と向き合っていたその時間に、そっと思いを寄せていただければ幸いです。
《商品説明》
新しいインテリア、アート、アートポスター、額モノとして、インテリアコーディネートをお楽しみ下さい。
●プリントタイプ/高精細ジークレープリント
●出力紙/ドイツ製ハーネミューレ ファイン・アート紙(アシッドフリー)
●額縁/UVカットアクリルガラス、中性紙マット、吊元金具(額側)、吊紐、外箱
●その他の仕様については、下記詳細をご確認ください。
※Pay IDからご覧の方は下記URL(当店サイト)に
額の色目、仕様等、詳しく載っていますので、ぜひご確認下さい。
https://apollon.kooki-museum.com
<商品画像と実物の色味について>
商品の色味については、できる限り実物に近づけるよう調整を行っておりますが、お使いのモニター設定や機種、お部屋の照明環境によっても、実際の商品と異なって見える場合がございます。また、所蔵機関のスキャニングデータに基づくため、オリジナルの自筆譜と色味が異なることもございます。あらかじめご理解いただきますようお願い申し上げます。

▼フレームサイズ(B)Typeのサンプル画像です。※(A) Typeは上部画像をご確認ください。


▼【Reference】
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