<肖像画>:『リスト邸のマチネー(Une matinée chez Liszt)』
¥14,630
作者:ヨーゼフ・クリーフーバー
タイトル:『リスト邸のマチネー』
オリジナル作品の技法:石版画(リトグラフ)
制作年:1846年
Title: Une matinée chez Liszt (Matinee at Liszt’s Home)
Artist: Josef Kriehuber (1800–1876), Austrian lithographer and painter
Original technique: Lithograph
Date of original: 1846
この版画は、19世紀を代表するピアニスト、フランツ・リストの自宅で開かれた音楽の集い「マチネー(昼の演奏会やサロン)※」の一場面を描いたものです。描いたのは、ウィーンを拠点に活躍した版画家ヨーゼフ・クリーフーバー。1846年の作品です。
リストの周りには、親交のあった音楽家たちが集っています。左から順に、この絵の作者であるクリーフーバー自身、フランスの作曲家エクトル・ベルリオーズ、リストの恩師であり、数々の教則本で知られるカール・ツェルニー、そして中央にリスト本人。最後に、"パガニーニの後継者"と称された名ヴァイオリニスト、ハインリヒ・ウィルヘルム・エルンストが描かれています。
また、リストが弾くピアノの楽譜は、ツェルニーの師であるベートーヴェンの《ピアノ・ソナタ第12番 変イ長調 Op.26》(通称《葬送》)。ベートーヴェン、ツェルニー、リストという師弟の系譜を感じさせる選曲であり、意味深でもあり、当時のマチネーで実際に演奏されていた可能性も想像をかき立てます。
このように、この絵に描かれた一場面からは、当時のヨーロッパにおける音楽文化やサロン文化、音楽家たちの人間関係を垣間見ることができ、形式張らず、自由で創造的な雰囲気の中で、才能と情熱が響きあう、和やかでありながらも刺激的な時間が伝わってくるようです。
また、当時の音楽家たちの交流や私的なサロン文化の一端を伝える、きわめて貴重な歴史的記録でもあります。
当ギャラリーでは高精細ジークレープリントにて作品化しています。
※「マチネー(matinée)」とは、音楽や演劇の分野で、午前〜午後にかけて行われる公演や演奏会、あるいは上流階級の私的な集いを指し、夜の催し「ソワレ(soirée)」と対をなす概念です。
《商品説明》
新しいインテリア、アート、アートポスター、額モノとして、インテリアコーディネートをお楽しみ下さい。
●プリントタイプ/高精細ジークレープリント
●出力紙/ドイツ製ハーネミューレ ファイン・アート紙(アシッドフリー)
●額縁/UVカットアクリルガラス、中性紙マット、吊元金具(額側)、吊紐、外箱
●その他、仕様等については、下記をご確認ください。
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額の色目、仕様等、詳しく載っていますので、ぜひご確認下さい。
https://apollon.kooki-museum.com
<商品画像と実物の色味について>
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