サン=サーンス 自筆譜アートフレーム:ヴァイオリン協奏曲第3番の原点!? 「華麗なる奇想曲」(Caprice brillant pour violon et piano)
¥14,630
Saint-Saëns, Camille(1835-1921)
Caprice brillante pour piano et violon
<若きサン=サーンスが描いた“幻のヴァイオリン協奏曲第3番”——その原点>
サン=サーンスが19歳のときに書いたこの「華麗なる奇想曲(Caprice brillant pour violon et piano)」。華やかな技巧とドラマティックな旋律が際立つこの作品には、ある“大きな秘密”が隠されています。
それは、21年後に誕生するサン=サーンスの代表作『ヴァイオリン協奏曲第3番 ロ短調 作品61』(1880年)との驚くべき類似性です。特にヴァイオリンを弾かれている方なら、その特徴的なフレーズにすぐに気づくかもしれません。
この「Caprice brillant」を聴いてみると、ヴァイオリン協奏曲第3番の第3楽章と酷似したフレーズやリズムが次々と現れます。情熱的なロ短調の旋律、めまぐるしく展開する技巧的なパッセージ……まるで若きサン=サーンスが、未来の自分へ向けて音楽の“種”を蒔いていたかのようです。
しかし、これはヴァイオリン協奏曲第3番の下書きやスケッチではありません。「Caprice brillant」は、より自由な構成を持ち、ヴァイオリンとピアノの親密な“対話”が魅力の作品です。一方、協奏曲第3番は、オーケストラと壮大なスケールで掛け合う、まったく異なる表現へと進化しています。つまり、「Caprice brillant」はヴァイオリン協奏曲第3番の原点でありながら、独立した個性を持つ作品でもあるのです。
もしサン=サーンスがこの「Caprice brillant」を協奏曲に仕上げていたら、私たちは今とは違う“ヴァイオリン協奏曲第3番”を知っていたかもしれません。そんな想像を掻き立てるのも、この作品の面白さです。
長らくその存在が不明であったこの自筆譜は、近年になってその存在が確認され、サン=サーンスの創作の軌跡を辿る貴重な資料として注目されています。
この「Caprice brillant」は、1859年のサン=サーンスと、1880年のサン=サーンスをつなぐあたかも“音のタイムトラベル”の様です。若き天才が描いた“ヴァイオリン協奏曲第3番”の原点とも言うべき自筆譜をお楽しみください。
《商品説明》
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<商品画像と実物の色味について>
商品の色味については、できる限り実物に近づけるよう調整を行っておりますが、お使いのモニター設定や機種、お部屋の照明環境によっても、実際の商品と異なって見える場合がございます。また、所蔵機関のスキャニングデータに基づくため、オリジナルの自筆譜と色味が異なることもございます。あらかじめご理解いただきますようお願い申し上げます。

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▼【Reference】
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