ショパン 自筆譜アートフレーム:ワルツ第1番 変ホ長調「華麗なる大円舞曲」 Op.18
¥14,630
Chopin, Frédéric (1810-1849)
Waltz in E-flat major, Op. 18
"Grande valse brillante"
ショパンの《ワルツ第1番 変ホ長調 Op.18》は、1833年頃にパリで作曲された作品です。ショパンが初めて出版を許可したワルツとしても知られており、「Grande Valse brillante(華麗なる大円舞曲)」という副題が添えられています。その名の通り、華やかで優雅な雰囲気を持ち、ショパンらしい洗練されたスタイルがよく表れています。
この曲は、ショパンの弟子のひとりとされるローラ・ホースフォードに献呈されました。ローラはイギリス陸軍のジョージ・ホースフォード将軍の娘で、上流階級の教養を備えた女性として知られていました。音楽サロンや社交界にも積極的に関わり、彼女に献呈されたことから、この作品が当時のサロン文化との深いつながりの中で生まれたことが伺えます。
形式は三拍子の舞曲で、単なる舞踏音楽にはとどまらず、ピアノによる詩的な表現を志向した構成となっています。ショパンの芸術的な感性が強く反映されている点も、この作品の魅力のひとつです。ショパンはこの曲について、「技巧を誇るものと勘違いされがちだが、本当は優雅に、微笑むように弾かれるべきだ」と語ったとも伝えられており、その美意識が色濃く表れています。
このワルツは後にリストによって管弦楽編曲もされ、同時代の音楽家たちにも多大な影響を与えました。また、ショパンの多くのワルツの中でもとくに演奏機会が多く、録音や映像作品にも頻繁に取り上げられています。ピアノ学習者にとっては憧れのレパートリーとしても親しまれており、ショパンの名を広く知らしめるきっかけとなった作品のひとつです。
ワルシャワのショパン国立研究所に所蔵されているこの自筆譜には、ショパン自身による修正跡や記譜上の癖が見られ、創作の過程を知るうえで貴重な資料となっています。
●プリントタイプ/高精細ジークレープリント
●出力紙/ドイツ製ハーネミューレ ファイン・アート紙(アシッドフリー)
●額縁/UVカットアクリルガラス、中性紙マット、吊元金具(額側)、吊紐、外箱
●その他、仕様等については、下記をご確認ください。
※Pay IDからご覧の方は下記URL(当店サイト)に
額の色目、仕様等、詳しく載っていますので、ぜひご確認下さい。
https://apollon.kooki-museum.com
<商品画像と実物の色味について>
商品の色味については、できる限り実物に近づけるよう調整を行っておりますが、お使いのモニター設定や機種、お部屋の照明環境によっても、実際の商品と異なって見える場合がございます。また、所蔵機関のスキャニングデータに基づくため、オリジナルの自筆譜と色味が異なることもございます。あらかじめご理解いただきますようお願い申し上げます。なお、作品によっては、裏面の楽譜が透けて見えるような画像がございますが、これは所蔵先のスキャニングデータに起因するもので、実際の自筆譜原本に裏写りがあるものと考えられます。

▼フレームサイズ(B)Typeのサンプル画像です。※(A) Typeは上部画像をご確認ください。


▼【Reference】
YouTube Channel: FacundoJG