ショパン 自筆譜アートフレーム:ノクターン第17番 ロ長調 Op. 62-1(別途Op. 62-2あり)
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Chopin, Frédéric (1810-1849)
Nocturne No. 17 in B Major, Op. 62 No. 1
ショパンが晩年の1846年に完成させたOp. 62の2つのノクターン、Op. 62 No. 1(ロ長調)と No. 2(ホ長調)は、ショパンが生前に出版した最後のノクターンです。いわばこのジャンルの“集大成”とも言える作品で、派手さよりも内面的な成熟や繊細さが強く感じられます。
この第17番(ロ長調)は、明るく穏やかな調性を活かして、全体に開かれた雰囲気があります。冒頭の旋律は、語りかけるように滑らかで、優美に、そして自然に流れていきます。曲全体は比較的明るく、親しみやすく、あたたかい印象を残します。
対する第18番(ホ長調)は、より深く内省的な響きを持ちます。形式こそシンプルな三部形式ですが、旋律は少しずつ揺らぎ、リズムも繊細に変化していきます。華やかさよりも“詩的な沈黙”が印象に残るような音楽で、聴く者の心の深いところに染みわたっていくようです。
どちらも技巧的には派手さを控えていますが、その分、演奏者の個性がにじみ出る、深く詩的な作品。ショパンは、こうしたニュアンスを少しでも正確に伝えようと、楽譜に細かい記号をびっしりと書き込みました。自筆譜を眺めると、スラーやペダル、装飾の位置に至るまで緻密に指示されており、音のタイミングや表情にどれほど心を砕いていたかが伝わってきます。「自筆譜が印刷されると細部が失われてしまう」と彼が不満を漏らしていたという逸話も、うなずけるものです。
弟子たちにもこのノクターンを弾かせていたことから、ショパン自身がこの作品に込めた想い、伝えたい想いは特別なものであったことが伺えます。華美な演出ではなく、音楽そのものの内面をどう響かせるか——そんなショパンの美学が、Op.62の2曲には結晶のように刻まれているのではないでしょうか。
●プリントタイプ/高精細ジークレープリント
●出力紙/ドイツ製ハーネミューレ ファイン・アート紙(アシッドフリー)
●額縁/UVカットアクリルガラス、中性紙マット、吊元金具(額側)、吊紐、外箱
●その他、仕様等については、下記をご確認ください。
※Pay IDからご覧の方は下記URL(当店サイト)に
額の色目、仕様等、詳しく載っていますので、ぜひご確認下さい。
https://apollon.kooki-museum.com
▼部分アップ
裏面の楽譜が写ってますが、所蔵先のオリジナルSCANデータに入っていますので、実際の自筆譜に入っているものと思われます。
商品の色味については、できる限り実物に近づけるよう調整を行っておりますが、お使いのモニターの設定やお部屋の照明環境によって、実際の商品と異なって見える場合がございます。また、所蔵機関のスキャンデータに基づくため、オリジナルの自筆譜と色味が異なることもございます。あらかじめご理解いただきますようお願い申し上げます。

▼ 各種フレームの詳細です。



▼フレームサイズ(B)Typeのサンプル画像です。※(A) Typeは上部画像をご確認ください。


▼【Reference】
YouTube Channel: Chopin Institute