メンデルスゾーン 自筆譜アートフレーム:無言歌集 第6巻 作品67 第2番 嬰へ短調 〜失われた幻影〜
¥14,630
Mendelssohn-Bartholdy, Felix (1809-1847),
Lieder ohne Worte,
Op. 67 Nr. 2 fis-Moll
この自筆譜は、フェリックス・メンデルスゾーンの「無言歌集(Lieder ohne Worte)」の一部 Op. 67-2 で、ピアノのために作曲された名曲です。「無言歌集」は、メンデルスゾーンが心情や風景を音楽で表現した器楽曲。19世紀、ブルジョアジーの家庭を中心にピアノが教養として普及した時代において、家庭で気軽に演奏できる作品が求められ、その中でも「無言歌集」は特に親しまれました。
「無言歌集」は全8巻から成り、そのうち第6巻(Op. 67)の第2曲は、演奏頻度も高い有名な作品です。作品67の自筆譜冒頭には「Fräulein Sophie Rosen に捧ぐ」と記されており、ソフィー・ローゼン嬢への敬意が込められています。メンデルスゾーンとソフィー・ローゼン嬢との関係は明確には語られていませんが、この献辞は彼女への深い思いやりの表れと考えられており、作品に込められた感情や意図を探る手がかりとも言われています。
ワーグナーが「メンデルスゾーンは第一級の風景画家である」と評したように、メンデルスゾーンはその音楽を通じて見事な情景描写を行う才能を持ち合わせていました。この「無言歌集」もその要素が色濃く反映され、感情や風景を伝え続ける作品となっています。
「無言歌集(Lieder ohne Worte)」という名称は、第2巻が発表された際に定められ、そこからメンデルスゾーンが新たな音楽の方向性を切り開いたことを象徴しています。実際、表題がつけられていない作品が多いこれらの曲群には、メンデルスゾーンが音楽そのものの表現に重きを置いていたことが伺えます。メンデルスゾーンは表題が音楽の自由な表現を制限することを避け、感情やイメージを言葉ではなく音楽のみに託しました。
「無言歌」は全部で48曲残されていますが、メンデルスゾーンがつけた表題はわずか5曲とされています。なお、「無言歌集 第6巻 Op. 67-2 嬰へ短調」には「失われた幻影」という愛称がつけられていますが、これもメンデルスゾーン自身が命名したものではなく、後世に付けられたものです。
このようにして生まれた「無言歌集 第6巻 Op. 67-2」は、今日まで多くのピアニストによって演奏され、愛され続けている傑作となっています。
《商品説明》
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<商品画像と実物の色味について>
商品の色味については、できる限り実物に近づけるよう調整を行っておりますが、お使いのモニター設定や機種、お部屋の照明環境によっても、実際の商品と異なって見える場合がございます。また、所蔵機関のスキャニングデータに基づくため、オリジナルの自筆譜と色味が異なることもございます。あらかじめご理解いただきますようお願い申し上げます。

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▼【Reference】
YouTube Channel: Peter Chen 2.0