ショパン 自筆譜アートフレーム:「エオリアン ハープ」 エチュード 変イ長調 Op.25 No.1
¥14,630
Chopin, Frédéric (1810-1849)
Étude in A-flat major, Op. 25, No. 1
"Aeolian Harp"
風に揺れる旋律、光をまとう...
《エチュード Op.25-1》は、美しいアルペジオが風に吹かれて揺れる弦楽器、エオリアン・ハープを思わせることから、「エオリアン・ハープ」と呼ばれています。この愛称は、同時代の作曲家であり鋭敏な批評家でもあったロベルト・シューマンの言葉に由来すると伝えられています。シューマンはこの曲を聴き、「これはエチュードというより詩である」と評しました。その響きには、自然の気まぐれの中に潜む美しさが息づいているように感じられたそうです。
曲全体を通じて右手が奏でる分散和音は、絶え間なく流れる風のように耳に届き、柔らかく空間を震わせます。その中から夢のように旋律が浮かび上がり、心に静かに響きます。アルペジオの一つ一つが息をしているかのように感じられ、演奏者は技巧を誇示するのではなく、音の一粒一粒の表情を大切に紡ぐことが求められるでしょう。
自筆譜全体には、ペダリングや運指をはじめ細やかな指示が書き込まれており、ショパンのこだわりが凝縮されています。譜面下の余白には、彫版師に宛てたフランス語で「大小の音符をはっきりと刻むこと」との指示が残され、アルペジオに埋もれがちな主旋律を、印刷上でも曖昧にせず浮かび上がらせたいショパンの強い意思が感じられます。この自筆譜は1837年にパリからライプツィヒのBreitkopf & Härtel社に送られ、出版の基礎となりました。
わずか数分の演奏時間の中に、ショパンのタッチの美学と創作への真摯な姿勢が凝縮されています。《エオリアン・ハープ》は、単なる練習曲の枠を超え、聴く者の心に静かに語りかける、風が奏でる音の詩...時間の流れさえ柔らかく揺れるかのような、この曲の空気が、演奏の中に息づいているようです。
《商品説明》
新しいインテリア、アート、アートポスター、額モノとして、インテリアコーディネートをお楽しみ下さい。
●プリントタイプ/高精細ジークレープリント
●出力紙/ドイツ製ハーネミューレ ファイン・アート紙(アシッドフリー)
●額縁/UVカットアクリルガラス、中性紙マット、吊元金具(額側)、吊紐、外箱
●その他の仕様については、下記詳細をご確認ください。
※Pay IDからご覧の方は下記URL(当店サイト)に
額の色目、仕様等、詳しく載っていますので、ぜひご確認下さい。
https://apollon.kooki-museum.com
<商品画像と実物の色味について>
商品の色味については、できる限り実物に近づけるよう調整を行っておりますが、お使いのモニター設定や機種、お部屋の照明環境によっても、実際の商品と異なって見える場合がございます。また、所蔵機関のスキャニングデータに基づくため、オリジナルの自筆譜と色味が異なることもございます。あらかじめご理解いただきますようお願い申し上げます。なお、作品によっては、裏面の楽譜が透けて見えるような画像がございますが、これは所蔵先のスキャニングデータに起因するもので、実際の自筆譜原本に裏写りがあるものと考えられます。
▼フレームサイズ(B)Typeのサンプル画像です。※(A) Typeは上部画像をご確認ください。
▼【Reference】
YouTube Channel:Deutsche Grammophon - DG











