クララ・シューマン 自筆譜アートフレーム:ピアノとヴァイオリンのための3つのロマンス 第3曲 Op.22-3
¥14,630
Schumann, Clara (1819-1896)
Drei Romanzen, Op. 22, Nr. 3 "Leidenschaftlich schnell"
指先が紡ぐ情熱の詩
〜クララ・シューマンが遺した繊細な炎〜
クララ・シューマンは、19世紀を代表するピアニストであり、同時に独自の創作を続けた作曲家でもあります。《3つのロマンス》Op. 22は、1853年に作曲された、3曲からなる小品集で、ヴァイオリンとピアノのために書かれました。作品は、親交のあったヴァイオリニスト、ヨーゼフ・ヨアヒムに献呈されています。
この年、クララは34歳。8人の子を育てながら演奏活動を続け、教育にも力を注ぎつつ、創作の時間を確保していました。デュッセルドルフでの滞在中には、若きヨハネス・ブラームスとの出会いや、フランツ・リストとの再会もあり、音楽家同士の刺激的な交わりがあったこともうかがえます。一方で、夫ロベルト・シューマンの体調が徐々に不安定になり始めるなど、家庭の状況にも変化が生じていた時期。そうした環境のなかで書かれたこの作品には、クララ自身の内面の豊かさや、音楽への静かな情熱が映し出されています。
この第3曲「Leidenschaftlich schnell(情熱的に速く)」は、3つのロマンスそれぞれが異なる性格をもつ中で、とくに情熱的な性格をもった曲です。力強い冒頭主題に始まり、ヴァイオリンとピアノが緊密な対話を交わしながら、熱を帯びた音楽が展開していきます。中間部では一転して静けさを湛えた表情が現れ、そこから再び冒頭の高揚感へと戻る構成は、まるで心の動きが音楽として形をとっていくようです。
この第3曲は、演奏効果が高いこともあり、単独で取り上げられる機会も少なくありません。技巧的でありながら感情のこもった旋律が印象的で、現代の演奏会や録音でも広く親しまれています。
自筆譜には、クララの丁寧な筆づかいが残されており、彼女がいかに細部にまで心を配って作曲していたかが伝わってきます。
《商品説明》
新しいインテリア、アート、アートポスター、額モノとして、インテリアコーディネートをお楽しみ下さい。
●プリントタイプ/高精細ジークレープリント
●出力紙/ドイツ製ハーネミューレ ファイン・アート紙(アシッドフリー)
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●その他、仕様等については、下記をご確認ください。
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<商品画像と実物の色味について>
商品の色味については、できる限り実物に近づけるよう調整を行っておりますが、お使いのモニター設定や機種、お部屋の照明環境によっても、実際の商品と異なって見える場合がございます。また、所蔵機関のスキャニングデータに基づくため、オリジナルの自筆譜と色味が異なることもございます。あらかじめご理解いただきますようお願い申し上げます。なお、作品によっては、裏面の楽譜が透けて見えるような画像がございますが、これは所蔵先のスキャニングデータに起因するもので、実際の自筆譜原本に裏写りがあるものと考えられます。

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▼【Reference】
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